たくさんのサイトの中より、こちらに来てくださってありがとうございます。
皆さんは不安で胸がいっぱいになるとき、頭の中がぐるぐるして落ち着かないときってありませんか?
「また考えすぎてる…」とわかっていても止まらなくて、余計に疲れてしまう。
挙句の果てに、何もする気が起きなくなってしまう…時には涙も…
カラオケ行って歌う、美味しいものを食べる、飲み会に行く、いろんな解消の方法があると思いますが、
インドア派でどれもピンとこなかった私にとって、小さな救いになったのは
ミシンや刺繍などの“手芸”でした。
今回は、手芸興味あります!という方や手芸の何がそんなにいいの?効果あるの?と思った方に読んでもらいたいお話です。
うつを忘れさせてくれた手芸
手芸は小学生の頃から好きでした。
小学校や中学校の家庭科の授業で手芸の時間があると本当に楽しみで、永遠に続けばいいのにと思ったくらい好きでした。
母親がミシンを持っていたので、教えてもらったこともありました(これには感謝)
短大のときに同級生に「服は作るもんじゃないよ~買うもんだよ~」と言われ、当時うまく言い返すこともできなかった私は、
手芸なんて誰もやってない…周りに合わせなきゃ…
と、好きなことをやめてしまいました。
しかし子供が生まれて、服や小物を作っているうちに再び手芸への気持ちが目覚め、
「やっぱり布!糸!針!これで集中してるのが好きだ!!!」
と再認識することができました。子供のおかげです。ありがたや…( ´∀`)
手芸が心を落ち着けてくれる理由
ちゃんと働いてみんなみたいに立派なママにならなきゃ!と手芸も忘れパートへでた私。
しかし「不機嫌な女の人が怖い」このトラウマに気づかず働いて、子育てして、家事して、をやった結果鬱になりました。
自宅で仕事をする方法を模索していましたが、コロナ期で更に鬱が悪化。病院通い。
そんな中、家族のためになんとかマスクを作ろう…と思ったのが手芸を再開するきっかけでした。
嫌なことを考える暇もないくらい、ミシンに集中し、向き合い、心が落ち着いていくのを感じました。
結果的にこれが在宅でミシン関係のお手伝いをするきっかけとなり、わたしにとって少しの自信になりました。
このように、手芸がなぜ心を落ち着ける効果があるのでしょうか?
調べてみました。
今に集中できる
針を動かしたり布を扱ったりする細かい作業は、自然と「今この瞬間」に意識を向けさせてくれます。
嫌な記憶や将来への不安から一時的に距離を取れるので、心が落ち着きやすくなります。
小さな達成感を積み重ねられる
「今日ここまで縫えた」「形になってきた」など、手芸は目に見える成果が残ります。
小さな達成感の積み重ねが自己肯定感を回復させてくれるのです。
リズムが心を整える
縫う、編む、といった一定のリズムのある動きは、呼吸や鼓動を落ち着ける効果があります。
実際に編み物が不安の軽減や血圧の安定につながるという研究結果もあります。
自分だけの世界を持てる
外に出られないときでも、手芸をしている時間は「自分だけの物語」に没頭できます。
作品が出来上がれば、目に見える形で自分を表現することにもつながります。
手芸は作業療法にも採用されている
作業療法(Occupational Therapy、OT)は、心身の回復を促すために「目的を持った活動」を取り入れる治療法です。
特にうつ病の治療では、無気力・無関心・集中力の低下といった症状に対して、徐々に生活にリズムや達成感を取り戻す手段として有効です。
病院や精神科クリニックのデイケアやリワークプログラムなどで、実際に以下のような活動が行われています
-
編み物
-
刺繍
-
レザークラフト
-
手芸工作(季節の飾りなど)
- 折り紙
これらは単なる「趣味」ではなく、治療の一環として意味づけられているものです。
おわりに
上手にきれいに作ろうとか、あの人の作品みたいにしたい、と無理をする必要はありません。
今は100円ショップで沢山の手芸道具やキットも販売されています。
(昔は手芸屋さんでしか手に入らなかったし、値段も張りましたよね…それだけ長持ちするし良いものではあるのですが)
少しやってみるだけでも十分。
集中しているうちに、自分でも気づかないうちに心のバランスが整っていくことがあります。
手芸はただの趣味ではなく、あなたの心を支える小さなセラピーになるかもしれません。
いかがでしたか?
なにか気づいたことがあったら、短くても、小さなことでもなんでもいいのでコメント欄に書いていただけるとうれしいです。
お問い合わせから、メッセージいただいても構いません^^待ってます^^
今日もここまで読んでいただきありがとうございました。

