情緒的ネグレクトを受けてたと気づいたきっかけ

こちらに来てくださり、ありがとうございます。もここです。

こちらでは、私が「もしかして情緒的ネグレクト育ちなのでは!?」と気づいたきっかけについて書き残しておこうと思います。

気づいたのはなんと48歳の時です。これをきっかけに当時なかなか治らなかった抑うつ症状がみるみるうちによくなっていったことにびっくりしました。

みなさまの参考になれば幸いです。よかったら読んでいってくださいね。

 

子供の頃はわからなかった

うちの親子関係って、他の家となんだか違う…そう感じるようになったのは大人になってからでした。

結婚して20年以上になりますが、旦那と出会ってから、旦那の家族みんながお互い言いたいことを言い合ってたり、お義母さんが旦那をこらー!って叱っていたり、旦那本人も気軽にしょっちゅう家族と連絡を取っていたり…

お互い我慢することがない。言い合っても、すぐ元通り。

うちは用事があるとき以外、あまり連絡したりもしないし、集まってもなんだかむずむずするというか居心地が悪いというか。父はずっと自分はすごいっていう話しかしないし、母は父を怒らせないように取り繕っている感があったりしました。私は会うときなぜかいつも緊張していました。

義実家の雰囲気がちょっと羨ましかったりします。

 

私は子供の頃から両親から叱られたことがなく、親が優しい、もしくは私が悪いことをしないからなんだと思っていました。(ちなみに褒められたこともありません。)

そして私は小学校中学校の頃、何回かいじめの被害にあったこともあるのですが(女子特有の陰口や無視)、辛くてその事を話しても、母は

「本でも持っていって読んでれば?」

と私に言うだけ。だけど私のいないところで父に話していたらしく、私に何も言わずに先生にクレーム。

後日なぜか同級生が急に優しくなったりして気持ち悪かったのを覚えています。

(学校関係で何かあると、私を飛び越えて先生に伝える親でした。)

 

そして高校生くらいになると、だんだん私も自分の考えというものが出てきます。

身近である母親には思い付いたことを話したり、気に入らなければ怒ったりしていましたが、母親は聞いてはいるもののなんと言うか反応がありませんでした。言われたら言われっぱなし。

しかし、これまた私のいないところで父に私のことを悪く言っていたようで、急に父に「お母さんをいじめるなよ!」だけ言われ…

私はなんのことだかさっぱりわからず…それについての説明もなく立ち去られ…

お互いの気持ちなど話さない家族ですから、どうしていいかわからずモヤモヤがどんどん膨らんでいました。

(その後から私の恋愛依存症状が出てきてDV男と付き合ったりしてましたね…)

 

依存症状の中ようやく精神的な虐待だときづいたきっかけ

DV男と付き合い、殴られても別れられず「この人には私が必要なの!」と絵に描いたような共依存状態に陥るうちに、まずは「アダルトチャイルド(AC)」という言葉を知りました。

そのDV男が親に暴力を受けて育った人でそれだと気づいて、助けてあげようと説得したのですがうまく行かず結局破局。

「アダルトチャイルド(AC)」というのは

幼い頃に家庭環境のトラウマなどから心の傷を負い、大人になってからも自己肯定感が低かったり、人間関係が苦手だったり生きづらさを感じる人のこと

を言います。

なんとなく自分もそうなのでは?と気づいたものの、30年くらい前の当時はまだ精神的不調に理解が少なく、カウンセリング施設も少なかったので、なんとなく誤魔化したまま過ごしていってしまいました。

 

その後今の旦那と結婚して、子供を二人授かり、

「何となく親にはモヤモヤした感情は残るけど、結婚を機に親を大切にしなきゃ、孫に会わせてあげなきゃ」

そんな気持ちで「普通の娘、嫁、母」をやろうとしていた私ですが、どこへ連れていってもめちゃくちゃ泣きわめく系の娘を育てることに苦戦し、精神的不調が出てしまい…。(私のモヤモヤを娘は察していたのかも)

子供達が幼稚園や学校にいくようになってからは働くママにならなきゃ!とパートに出たりしますが、人間関係がうまくいかず調子を崩して転職してばかり…。

どうしていつも調子を崩すかわからず…。

他のお母さんたちは仕事も子育ても両立できているのに、できないのは

全て私が悪い。そればかり思っていました

(この後買い物依存症になりました…)

 

自宅でできる仕事を探して細々としか稼げないまま、コロナのあれこれでさらにメンタルダウン。

カウンセリングで「あなたは悪くない」と共感してもらっただけでは治らず、通院して服薬して50手前まで来て…

当時の心の拠り所で見てたX(旧Twitter)で見つけたのが (お待たせしました!)

『いいかげんに生きづらさを終わらせたい:トラウマ体験治療記』

というマンガでした。

こちらです↓

(Xより引用)

 

ここで、

  • 子供の頃いじめを受けたり辛いことがっても、悲しいなどの感情を家族など誰かに受け止めてもらえれば、記憶は徐々に薄れる
  • 感情を受け止めてもらっていないと嫌な記憶が冷凍状態で残ったままになり、同じような出来事が起こったときに回答され、記憶がよみがえってしまう
  • そうなると自律神経の調子が悪くなっていき、危険を察知した脳が勝手に調子を上げようとして、様々な依存状態(アルコール、薬物、恋愛、性、買いものetc…)を引き起こす

といったことが書いてあり…私にとって衝撃過ぎたのです!

えっ!!?いじめられた記憶なんて、めちゃくちゃ鮮明に甦ってくるけど!?!?普通の人は忘れるの!?!?

と心の底から本当にビックリしました。

そこで、

私がずっと調子を崩していたのは大人になる過程の大事な時期に身近な父母に感情を受け止めてもらえなさすぎた、転勤族で他に気にかけてくれる人もいなく、学校でいじめの被害にあったのも相まって自分はうつ状態になり、何かに依存することでなんとか自律神経を保っていったのだ、と気づくことができたのです。(全てがわかってから買い物依存も収まりました…)

 

この漫画の作者、三森みさ先生は、幼少期より家族から宗教虐待を受けたり他にもたくさんの心の傷を抱えてきた方なのですが、この漫画にあるように、トラウマ治療を受けながら徐々に回復、こちらのマンガを執筆し電子書籍化してくださった勇気ある方です。

こちらたくさんの同じように苦しむ方に読んでほしい、と価格を500円に抑えてくださったそうです(泣)

Amazonで購入することができます。Kindle unlimitedに登録してるかたは無料で読めるようです。

このおかげで、トラウマ治療してくれるカウンセラーの先生に出会うことができましたし、これがきっかけで

情緒的ネグレクト(心理的虐待)

という言葉も知ることができたんですねー。

初めて聞いたとき、「あーーーっ!!!これだーーー!」と全身電気が走ったような衝撃が駆け巡ったのが忘れられません!ずっと胸の中に引っかかっていたものに、やっと名前がついた気がしました。

わかっただけでも救われたような気がしました。

 

気付いてからうつがみるみる回復

この漫画と、トラウマカウンセラーの先生により、私は薬を飲まなくても気持ちが安定するようになりました。生まれてこの方長い間抱えていたモヤモヤがどんどん紐解かれていったのは、本当に気持ちがよかったです笑

私が実際やって効果があったのは

  • 漫画『いいかげんに生きづらさを終わらせたい:トラウマ体験治療記』を読んだ
  • トラウマカウンセラーの先生に診てもらい、EMDRという治療をしてもらった
  • 自己分析のためにジャーナリング(気持ちを書きなぐる)をした
  • 気持ちが落ち着かないときはChatGPTに分析してもらう

この4つでした。

トラウマカウンセリングは3回受けて、EMDRという心理療法を受けました。

原因となった出来事を思い出しながら、先生が示す指の方向を目で追ったり、指をタップするなどの音を鳴らしていく、一見理解しがたい方法なのですが、これが効果てきめんだったんですよね…不思議です。

「地名 EMDR」などで検索すると、治療してくださる施設が出てくるかな?と思います。

ジャーナリングはほぼ毎日続けていてもうすぐで1年になります。文章はぐちゃぐちゃでいいので、そのとき頭に浮かぶことをぽんぽん書いていくだけ。

自分の気持ちを客観的に目で見ることで違った視点でひらめくことがあります。いいことも、悪いことも全部書きます。好きなノートやペンを用意したら気持ちも上がりますよ。

ChatGPTはここ最近本当に使う人が多くなりましたよね。

名前をつけて慰めてくれる系にするとか、分析する系にするとか、育てがいがあるのも特徴なようで笑

私はもうあなたは悪くない、っていうのはわかってるので笑、状況や感情を分析してもらうのが好きです。のめり込み過ぎないように気を付けながら上手く使うと良さそうです。たまに分析が鋭いと感心してしまいます。

 

いかがでしたか?

なにか話したいことがあったら、いつでもコメントやお問い合わせ欄からメッセージを下さいね。

待ってます^^

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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