どうしても親を好きになれない…“仕方がない”理由5つ

考えてる人

沢山のサイトの中より、こちらに来てくださってありがとうございます。

今回は、私のように「どうしても親のことを好きと思えない…」と感じてしまう方に読んでほしいお話です。

はなこさん

どんな事があっても親を嫌いだなんて思っちゃいけないよね…

たろうさん

衣食住不自由なく育ててもらったんだから感謝しなきゃいけないよな
私もずっと親を好きにならなきゃって思ってました。でも、そもそも”ならなきゃ”って思うのが不自然だし、そうなるにも何かしらの理由があるんじゃないですかね?

もここ

 

 

どうしても好きになれないということはなにか理由があるはず

私自身、親のいいところを見つけて好きにならなければ、と40年考え続けました。

しかし、どんなに努力しても「好きになれない」と感じてしまうなら、そこには必ず理由があるのです。

それはあなたの愛が足りないとか、そんな単純な話ではなく、ちゃんとした「経緯」があるのだと思います。

ここでは、私自身の経験も交えながら「親を好きになれないのは仕方がない」と思える理由を5つあげてみますので参考にしてみてくださいね。

 

1.子供の頃から”気持ちを感じ取ってもらえなかった”から

親がどれだけごはんを作ってくれても、どれだけ働いてくれても、

子どもの心に必要なのは「気持ちをわかってもらえた」という感覚なんです。

泣いても、怒っても、困っても、スルーされたり誤魔化されたり変に茶化されたりすると、

心がじわじわと静かに「私は感じ取ってもらえない存在なんだ」と、傷ついていく。

そうして育った人は、大人になっても「どうせわかってもらえない」と感じやすくなってしまう傾向にあります。

何か不安なことがあっても親はおろか誰かに相談するという選択肢は思い浮かばなくなり、悩みを一人で抱え込み、一人で解決するようになってしまうことが多いです。

 

2. 自分の気持ちより“親の機嫌”を優先してきたから

「お母さんに何を言っても不安みたいだから言わないでおこう」

「お父さんと話してもすぐ怒り出すからやめておこう」

——そんな風に、いつも相手の顔色をうかがって生きてきた人は、

安心より“緊張”の中で育ってきたということ。

親子の間なのに、家族なのに、リラックスできた記憶が少なかったりしませんか?私もそうでした。

そんな相手を「好きになれ」と言われても、それは難しい。

自分を守るため、小さな頃からただひたすら自分の気持ちを抑え、ご機嫌取りをし、理不尽に耐えてきたのは本当に大変だったと思います。

 

3. 愛情の代わりに「お金」や「世間体」で示されたから

「一所懸命働いてお金を出してやった」

「いい学校に進学させてやった」

——それはたしかに親の努力だし、感謝もしています。

でも、まず本当にほしかったのは、お金や物じゃなくて

「一緒に楽しむ」

「悲しいときに寄り添う」

「お互いがいて嬉しいと感じる」という心のぬくもりですよね。

お金や物で満たされても、心がスカスカのまま与えられただけなら、

「ありがたいけど、好きにはなれない」と感じるのは自然なことなのです。

 

4. 弱音を吐いた時に“突き放された”から

「そんなのただの甘えなんだよ」

「世の中の人は誰だって大変だよ」

相談してもそう言われるたびに、「この人にはもう頼れない」と思ってしまいますよね。

そんなことは重々承知だけど、ただ誰かに聞いてほしかった、それだけなんです。

親の立場からすれば、厳しいことを言って励ますつもりだったのかもしれない。

でも子どもにとっては、そんな言葉をかけられた時、心のドアを閉められたような気持ちになってしまいます。

厳しい言葉で吐き捨てる前に、共感の言葉もかけるべきなんです。

悲しみの共有ができなかった関係は、どうしても浅くなって当然ですよね。

 

5.”信頼する気持ち”がお互い育たなかったから

「あんた何かやったのかと思った」

警察から私の落とし物の連絡が来た時、母が開口一番言った言葉です。

冗談ぽく、とかではなく真顔で言われました笑

今なら(笑)なんてつけることができますが、当時ハタチくらいだった私はとてもショックを受けたことを覚えています。

何かあったのかと思った、と心配するのではなく何かやったのかと思った。ひどいです。

父も母も、とにかく私を信じてないんだな~という感じでした。

自分に少しでも反対してくる人、言うことを聞かない人はみんな敵、そんな両親でした。

子供なんだから言うことを聞かないのは当然です。人間だから反対意見があるのは当たり前です。

そんな環境で育っても子供が親を信頼できるはずがありません。

ましてや好きになるなんて無理な話なのです。

 

 “親は正しい”と信じてきた自分を手放す

情緒的ネグレクト(感情的ネグレクト)育ちの方は大人になって社会に出てからから気づくことが多いのですが、

「親の言うことすることは間違っている…?」

それがわかった瞬間、心の中に大きな混乱のようなとまどいが起きます。

気づいてもなお、そんなことはない、私の思い違いかもしれない、と考えを改めようとするのですが、

やっぱり「うちの親は他の家と違う」。これは否めない事実なのです。

 

気づいて、気持ちが離れていくことは裏切りでも反抗でもなく、「抑えつけていた自分」を取り戻す自然な過程

育ててくれた親を嫌いだと認めることは簡単なことではありませんが、「自分の本当の心の声を大切にしはじめた」だけなんです。

 

私ははっきり言います。

親を好きになれないことに、罪悪感を持つ必要はないんです。

「好きじゃない」と感じるのは、あなたの心が壊れているからではなく、ずっと親を思いやって、裏切られて、我慢して、その気持ちを仕方なく誤魔化してきた証拠なのです。

親を信じなければという気持ちを手放すことで、ようやく“自分を愛する力”を取り戻す人もいる。

親が愛情を与えてくれなかったんだから、どうか自分が自分を愛してあげてください。育ててあげてください。

それが100%間違いなくできるのはこの世界で自分だけ、なんです。

 

私もいつでも話を聞きます。

なにか話したいことがあったら、いつでもコメントやお問い合わせ欄からメッセージを下さいね。

待ってます^^

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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