こちらに来てくださってありがとうございます。
今回は『情緒的ネグレクトって何?』のお話です。
- 自分の気持ちがわからない
- 人と深い関係を築くのが怖い
- なぜかいつも「自分には価値がない」と感じてしまう
このような色んなもやもやを抱えているあなたに、まずは当てはまるかどうか読んでみてほしいなと思って書きました。よかったら参考にしてみてくださいね。
ネグレクトだなんて大げさ?
ネグレクト…という言葉は聞いたことあるけど、
ネグレクトってご飯を与えなかったり、何日も家に放っておかれたりする育児放棄だよね…?自分はそんなひどいことされてないよ?と思う方も多いと思います。
その一方であなたはこんな気持ちを抱えてたりしませんか?
たろうさん
はなこさん
もここ
言葉にならない違和感
ここで一つ例を上げますね。
結果的には『情緒的ネグレクト』だった私の家のことです。
私の家は外から見れば「普通の家庭」。
怒鳴られることも、叩かれることも食事を抜かされることもなかった。
必要なものは揃えてくれたし、父母私弟、4人家族が暮らすのに十分な広さの家もあった。
でも、子どもだった私は、両親に感情を受け止めてもらった記憶がありません。
どう思い出しても思い出せない…
父は仕事が忙しくて日曜日だけ家にいて、母は私が中学生までは専業主婦をしていたのでほとんど家にいました。
誰もいなかった、というわけではありません。
なのでこれは主に母との記憶なのですが、
- 手を繋いだり触れられた記憶が物心ついてからあまりない
- 何かが悲しくて悔しくて泣いていても、どうしたの?とか気にかけてもらった記憶がない
- 小学校に入っていつもテストで100点をとっていても描いた絵が賞をもらっても母が喜んでた記憶がない
- 台所でご飯を作っている母に学校であった愚痴など言ってもふーんとさらっとした返事
- 母が私に対して怒るときは一言で一方的、その後何事もなかったように生活してる
他にも細かく話せばたくさんあるんですが、嬉しいこと楽しいこと、悲しいこと腹が立つことなど、心を通わせる出来事を父母と一緒に感じて盛り上がった記憶はありません。
家族なんてそういうものだと思っていたけど、普通の家庭は違いますよね。私はずっと知りませんでした。
このように、
親や養育者が子どもの情緒的なニーズ、例えば愛情や関心、共感などを十分に満たさない状態
これが『情緒的ネグレクト』なんです。立派な育児放棄なんです。
じわじわと心を傷つけるネグレクト
情緒的ネグレクトは、目に見える傷を残しません。
だからこそ周囲も気づきにくいし、本人でさえ理解することに時間がかかってしまいます。
しかも親は「何不自由なく育てた」と思っていたりするんですよね…。
このような経験をするとほとんどの人が心に痛みを抱えてしまいます。
たろうさん
はなこさん
ふじこさん
こうした感覚に、これを読んでくれているあなたはもしかしたら心当たりがあるのではないでしょうか?
私もこの吹き出しのセリフ、全部思っていたんです。
昔はただ思春期特有の「親ウザイ」の部類だと思っていたのですが、それだけであんなに色々と調子が悪くなるはずがない…
今はだいぶ調子は良い方ですが、昨年受けたカウンセラーの先生に「もここさんは適正な養育を受けていなかったんですよ」と言われた時、カチコチになっていた心がすーーーっと溶けていったのを覚えています。
今までの上手くいかなかった人生と心身の不調の答え合わせができたような、そんな感じがしました。
カウンセラーの先生によると情緒的ネグレクトを受けた人は40歳前後から心の不調を訴えることが多いそうです。
私も抑うつを経験したのは40歳すぎ。ドンピシャ当てはまりました(^_^;)
まとめ
- 極端な育児放棄や暴力をするネグレクトとは別に、子供の感情を受け止めない情緒的ネグレクトというものがある
- 傍目にはわからず、本人も気づかぬうちに受けていることが多い
- 結果、じわじわと心を蝕んでしまい人間関係や自己肯定感に影響を与えてしまう
気づくのが早いに越したことはないんですが、
いくつになっても、変わりたいと思ったその瞬間からあなたの心は動き始めています^^
感想などありましたら短くても、小さなことでもなんでもいいので、コメント欄に書いていただけるとうれしいです。
今日もここまで読んでいただきありがとうございました。