盆正月帰省したくない…毒親はなぜ孫には優しいの?

今日もこちらに来てくださってありがとうございます。もここです。

今回は、お盆やお正月に家族で帰省しなきゃと思い実家に行ってはみるものの、自分の親と自分の子供が楽しそうにしている様子に何故か心が落ち着かない…そんな方に読んでみて欲しいお話です。

 


正直帰らなくて良いならどんなに楽か

たろうさん

盆や正月になると、どうしても気が重くなる

はなこさん

それが義実家ならまだしも、実家でさえそう思ってしまう

 

情緒的ネグレクト育ちあるあるかも…本当に心安らぐ実家ならば、帰るべきだから帰らなきゃという気持ちにはならないですよね

もここ

 

両親から情緒的ネグレクトを受けて育った私自身、以前は実家へ帰省の予定を考えるだけで心がざわざわしていました。

『娘として両親に会いに行かなければ』

『孫の顔を見せる事が親孝行なんだ』

という使命感で動く事が多く、実際帰ってもご飯を作ってくれたり出かけたりということはありましたが、心が安心することは全くないに等しかったです。

帰れば喜んでくれるはず、と思い20年ほど帰るべきだから帰る、を続けてきましたが、子供達と帰るようになって自分の両親が孫にはいい顔を見せているのを目の当たりにすると、正直心がモヤモヤしていたのをおぼえています。


なぜ毒親は孫にだけ優しいのか

子供が辛そうにしている時、寄り添わなかったり何かしらの励ます言葉もかけなかったりしていた両親なのに、なぜ孫には

学校は楽しい?と気にかけたり、

悩んだらいつでも相談してね

と聞いたこともないセリフを吐けるのでしょうか?(毒舌)

 

自分の子よりぶつかるリスクが低い

実の子どもとの関係は、過去の確執や感情のもつれが多いけれど、孫はそうした歴史を背負っていないため、毒親にとって扱いやすい存在。

「良い祖父母」として見られたい

世間や周囲からの評価を気にし、「孫には優しいおじいちゃん・おばあちゃん」という役を演じることで、自分のイメージを守ろうとする。

責任が少ないから優しくできる

孫の世話は一時的なもので、しつけや生活の責任は親にあるため、甘やかしても自分が困ることはなく、いいとこ取りだけして気楽に可愛がれる。

孫を通じて自分の存在価値を感じたい

基本心が満たされてない人が多く、孫の世話をすることで「自分にもまだ必要とされる役割がある」と思う事ができ、自分の存在価値を見出し、不安や孤独感をやわらげる事ができる。

自分は間違ってないと思いたい

孫に優しくすることで、「私はちゃんと愛情を注げる人間」という自己証明を無意識にして、満足している。

 

このように毒親祖父母と孫との関係では、問題や葛藤に直面することが少ないため、心が安定し、自分の良い面だけを見せられるのです。

残念ながら、自分の子供との長年のトラブルを反省して孫に優しくしているわけではありません。恐ろしいことにトラブルとも思ってない可能性が高いです。結局、孫は自分にとって扱いやすい存在だから優しくしているだけです。

 

距離を置く選択をしてみた

私はかれこれ20年以上、子どものためを思って、そして両親が喜んでくれることはこれしか無いと思って無理して帰省をしていました。

しかし子供達が大きくなって、いざ自分1人で会いに行くと「良いおじいちゃんおばあちゃんの仮面」を付けない、自分の事しか考えない、昔と同じ両親がそこに居ました。

数年前、親戚とのトラブルが原因で両親の関係も悪くなっており、いつも母から延々と愚痴を聞いていました。心配して父親に意見すると、

「俺はものすごく大変なんだ!」「お前はいつもそうやって嫌なことを言う!」「お前頭がおかしいんじゃないのか!?」と、私を自分の言うことを聞かない敵とみなしてけなすただの自己愛強め男に戻り、

母親は、夫に構ってもらえない愚痴、親戚への嫉妬やねたみを会うたび、会った瞬間から延々と私にぶつけてきましたし、父親と会うと過呼吸になると母に伝えても「帰り挨拶はしていって」と娘の体調より夫の機嫌ばかり気にする女、に戻っていました。

無理に向き合うこと限界を感じ、今は帰省しないどころか連絡自体をとっていません。心の安全のために距離を置く選択をしました。

自分の子供達(成人済)には「会いたければ遠慮なく会っていいよ」とだけ伝えてはあります。状況を理解はしてくれています。

当初は少し罪悪感があり苦しみましたが、正直気持ちはものすごく軽くなりうつの調子も良くなって、やはり両親と会う事が私を苦しめていたんだと再確認する事ができました。


情緒的ネグレクト育ちの人は基本優しい方が多いので、「我慢してでも会わせるのが親孝行」と思い込みがちですが、自分の心を守る選択もまた大切です。

孫には優しくする親に対して何とも言えないモヤモヤを感じても、それはごく自然な感情なので安心してくださいね。

 

まとめ

  • 毒親が孫にだけ優しいのは、反抗されるなどのトラブルが起こりにくく、育てる責任感など不安からも解放されているから
  • 世間体や周りの評価を気にして、優しい祖父母を演じる事で自分を守ろうとしている
  • 孫が何か反抗したりぶつかる事があれば敵対視して豹変する可能性は高い
  • あなた自身の心を客観的によく観察し、帰省する事で疲弊しているようであれば無理して帰省せず、必要ならしばらく距離を置く選択もアリ

 

いかがでしたか?

なにか気づいたことがあったら、短くても、小さなことでもなんでもいいのでコメント欄に書いていただけるとうれしいです。お返事します。

今日もここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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