今日もこちらに来てくださってありがとうございます。もここです。
今回は『何もしない、ができない。ゆっくり休んでるとなぜか気が引ける』という方に読んでいただきたいお話です。
はなこさん
たろうさん
もここ
親からの十分な共感や受け止めてもらった!という安心感をを得られなかった子どもは、『自分には価値がないから』と底なしに頑張りすぎてしまう傾向があります。
こちらでは、十分頑張って見えるのにそのような思考回路になってしまうメカニズムと、大人になった今だからできる、心を安心させる3つの習慣をまとめていきたいと思います。
よかったら参考にしてみてくださいね。
何もしていない自分は価値がない?不安を感じてしまう仕組み
幼少期から親に褒められて育った大人は、承認欲求が満たされているので、頑張って成功したらそれで満足を得ることができます。
頑張る→成功した→とても満足→ちょっと休む→また頑張る
シンプルにそれが繰り返されるんですね。
しかし情緒的ネグレクト育ちはそうもいきません。
ここで、情緒的ネグレクトの例を少しあげてみたいと思います。あなたに当てはまることはあるでしょうか?
- 親の機嫌が日によって良くなったり悪くなったり、気持ちの変化が激しすぎて、どうしていいかわからず顔色をうかがって育った
- 何か頑張っても褒められることが少なく、無視されがちだった
- 褒めてほしくてできたことを伝えてても「そんなの当たり前でしょ、私のときはね…」と親自身の話に転換され、努力を認められなかった
- もしくは、「ふーん、すごいね」とあさっての方向を見ながら棒読みのような返事をされた
こうやって、書いているだけで虚しくなってしまいます…。
幼児期は特に、一番身近な存在である親には頑張った後はたくさん褒められたいものです。
この経験がないと、褒める褒められるスキル、というものが身につかず、大人になってから自分で自分を褒めることもできなくなっていってしまいます。
小さな頃から頑張る→成功→褒められる→安心する→また頑張るという体験を積み重ねていかなければ、大人になってもどこまで頑張っていいかわからず、ずっと頑張り続けてしまいます。
十分頑張っているのに自分自身が満たされず、
成功しても褒められなかった→自分には価値がないからだ→もっと頑張ったら価値が上がるかも=何もしていないと不安になる
という思考回路ができあがってしまうのです。
心を安心させるためにできる3つのこと
1.『不安モード』に名前をつける
何もしていなくて無意識に不安に駆られた時、
「また不安スイッチ入ったな」
とわざと言葉にすることで、無意識の反応を『意識』に上げていく。
自分で自分を客観視し、無意識に感じてしまっている不安を自らの意思でコントロールする感じ。
私の場合「おいおいまた考えちゃってるよ~意味ないよ!わたし!」と思ったりします。
2.意味のない休憩を取る
”頑張らなくても安全”ということを脳に教えこむため、定期的に
なにもしない、をしてみる。
窓の外をぼーっと眺める、飼い猫の寝てる姿をただ見つめる、TVもつけず、スマホも見ず、好きな飲み物を眺めながら飲むだけをする。
不安だと気が散ってしまいがちですが、なにもしないに慣れてくると集中力が高まり、気分がスッキリします。
3.『見せない自己満足』をつくる
これを見ているみなさんは、InstagramなどのSNSはやっていますか?
友達や知り合いの成功や、幸せを眺めていると、いいねをしつつ正直焦ってしまう気持ちはありませんか?
これは心にとって健全ではありません。できることなら少しずつ離れてみてほしいんです。
他人に評価されたい=承認欲求を得ることから離れるために…
外食やお出かけに行っても写真はSNSに載せずに後々自分だけで振り返って楽しむ、ネットでブログを書くのではなく日記帳に日記を書き、自分しか見ない
人のために動いてしまうことをやめて、自分のためだけに行動すると少し世界が変わって見えたりします。
「人に言わなきゃ意味がない」なんてことはありません。
自分が自分のためにした色々な体験は、本当のあなたとのつながりを深めてくれます。
“何もしない自分”を自分で認めてあげる
慣れるまでなかなか難しいとは思いますが、ぜひ試してみてほしいです。
情緒的ネグレクトを受けた方は、他人がどう自分を見ているか、という他人軸で生きてしまう方が本当に多いんです。
どうか、“何もしていない自分”に罪悪感を持たないでくださいね。
何もしてなくても「あなたが」安心できる暮らし方こそが、いちばん優先されるべきものです。
たとえ他の誰かが“理想の生き方”を押しつけてきたとしても、SNSで誰かが誰かと楽しそうにしている画像が目に入ってきても、
自分が静かに満たされていれば、それでいいんです。
今日からできることは、「私はもう、評価されなくても生きていい」と小さくつぶやくこと。
その言葉を、あなたの心がちゃんと聞いています。
「自分がダメ人間だったから、親から愛されなかったんだ」
「何をしても認めてもらえないのは、自分が悪いから」
──そんな思い込みは、もう必要ありません。
いかがでしたか?
なにか気づいたことがあったら、短くても、小さなことでもなんでもいいのでコメント欄に書いていただけるとうれしいです。
今日もここまで読んでいただきありがとうございました。